小山製麺・高橋政志さん




本日のゲストは、株式会社 小山製麺
http://www.oyama-seimen.co.jp/

http://www.chida-nobuyo.com/img/takahasi.jpg

代表取締役社長 高橋政志さんです。

小山製麺の創設者で現会長のお父様 
高橋信教さんとともに
家内工場から岩手の物産展の顔となるまでの
ご苦労とその秘訣を伺いました。

ではさっそくインタビューをお聞きください。    

◆仕事の跡を継ごうと思われたのはいつごろですか?

中学校のころには決めてたかな。
両親の働く姿・苦労を見てきましたからね
・・・・DNAみたいなものかな。
この仕事をやるものだと思ってましたよ。

だから
商業高校出て
仙台で2年間(いわゆる"丁稚奉公")
仕入れ・商売のノウハウを学んで
昭和50年に戻ってきて、営業を担当。

父が描いていたんでしょうね。
・姉に経理
・私に営業販売
・父が製造
そして結婚してからは
・妻が事務の総括
のように責任分担してやってきました。

◆ご苦労されたことは?

この会社は創業50年になりますが、
父が裸一貫で始めた仕事で
まだまだ小さな工場でしたから
問屋・スーパーなどとの取引はまったくなかったですね。
小売店さんだけ・・・。

それで、まず
一年目はその取引先を父から引き継ぎ、
二年目からは問屋・スーパーなどの開拓ですね。

10ヶ月の出張に出たこともありました。
関東・北海道を中心にとにかく売り込み。
・    物産展・デパートでの実演販売
・    問屋への飛び込み

今考えると行かせてくれた父に感謝ですね。
開拓できる保証もなく、経費もかかるのに・・・
でもそのおかげで買っていただける喜びを知って、
・もっとおいしいものを・・・・
・もっと喜ばれるものを・・・・
と、そこが仕事の原点になっていると思いますね。

海外も随分回りました。
香港・シンガポール・ハンガリー・メルボルン・・・
特にシンガポールは通いましたね!

当時シンガポールでは冷たい麺を食べる習慣がなかったんですね。
そこでせっせと通って、
暑い国だからこそ、冷たい麺の食べ方を提案して・・・
結果、現地の人に浸透するのに2〜3年かかりましたかね。

※シンガポールの食文化も変えてしまったんですね。
 すごい! ですね〜

◆新商品も次々と開発されていますが?

日本はコメ文化ですから、
小麦は減反で作るという考えで
あまり力をいれてないような気がします。

でも、オーストラリアなどは日本に買ってもらうために
よく研究してますよ。
もしかしたら、外国産小麦のほうが
加工には向いているかもしれません。

でも、消費者の方は
国産のものが安全・安心・おいしいと思っているでしょう?
・・・だから100%国内産原料のものを求める。

幸い岩手には南部小麦があって
これはたんぱくの質がとてもいいんです。
・    国産小麦を使って何か・・・
・    黒コメを加工して何か・・・
・    せっかく作るなら地元のものを使って・・・

そんな思いで
岩手県産の小麦と黒米をまぜてみたら
これがなんと・・・おいしい!!!
そこでもち米でもやってみようとなって
・    ・・これもおいしい!

今になれば、お米の消費拡大なんて
かっこいいこといってますが、
こんなにおいしくなるなんて
実は、我々が一番驚いている(笑

これが新商品
・    黒米うどん
・    もち米うどん
に隠された秘密です。(隠してませんが・・・・)

※会長であるお父様の半生を綴った本が出版されていて
 題名は"アイディアが空から降ってくる"
まさしくそのDNAが社長にはもちろん
社員の皆さんにも受け継がれているようです。

◆会社の今後の展望は?

今、直営店が2店舗あるんです。
そのスタートは"食の提案"なんですが、
当時どこでもやってなかった
・    サラダそばや
・    麺のいろいろな食べ方の提案
などを20年ほど前からやっています。

実は、若い人たちの麺離れには
危機感を感じているんですよ。

おいしいものをおいしく食べるための
麺のゆで方などもそうですが、
本来の麺のよさに加えて、
枠にとらわれない食べ方
・  パスタ感覚
・  サラダ感覚
なども提案しながら
しっかり伝えていかなければと思っています。

麺の消費拡大が与えられた使命だと思ってますから
そのことに力をいれていきたいですね。

それと社員の笑顔が我々の笑顔となるような
そんな会社がいいですね。

◆最後に子供たちへのメッセージをお願いします。

・夢はもったらいいですよね。
でも夢っていうのは忘れるんですよね。
・だから描き続けないといけない。
それでも忘れる。
・だから書かないといけない。
書いただけでもだめ。
・だからまわりに宣言する。
・    より具体的に・・・いつまでに・何を・どうする
・    それが目標になる。

夢を目標にして努力すれば必ず結果はでる。

私は10年ほど、中学校の剣道部の夜間コーチを
やっていたことがありまして
そのときも
・    夢を目標にすること
・    そのために今やらなければならないことは
何かを考えること
・    そしてその努力をすること
を教えてきたつもりです。

それと
・    礼儀・挨拶
・    道具を大切にすること
面をはずしたら自分の顔の汗を拭く前に
面を拭く。

結果、ここの中学校は初心者ばかりですが
ずっと県大会に出場し続けてきました。

うちの社員も思いついたらすぐ書きますよ。
思っただけではね・・・・

※よい指導者に出会えるということは
 幸せなことですね。

■編集後記

とても気さくに楽しくお話くださり、
"アイディアが空から降ってくる"
コツを教えていただきました。

高橋社長の趣味である
(本当はプロ顔負けの腕前です)
釣りの話で盛り上がり
(私はへぼな初心者ですが・・・・)
これもツボを教えていただきラッキー!!! でした。


(C) 2010 奥州市の未来が変わる・キーマン100人インタビュー