オザワモクザイ 小澤 修・絹子ご夫妻
本日のゲストは、(株)オザワモクザイ社長
小澤 修・絹子 ご夫妻です。
http://www.ozawamokuzai.co.jp/com.htm
ログハウスを通して癒しの空間を提供されて
いらっしゃる "す・て・き"なご夫妻です。
木の持つエネルギー・魅力についてたくさん伺いました。
ではインタビューをお聞きください。
◆ログハウスとの出会いを教えてください?
実は・・・苦肉の策です(笑
ここの製材所をはじめたのは私の祖父で
私で3代目です。
東京で新建材などの勉強・修行して
ここに戻ってきたのは昭和55年でしたが、
木材の販売もなかなか苦しい時代でしてね。
どうしたら・・・・と考えましてね。
当時、
"小径木の間伐材の有効利用"
ということをいわれていて、
それでそれを使って
・家具を作って、
・キットにして
・東京で販売できれば
と思い、試作品を作って売り込みにいきました。
いすやベンチ・テーブル・犬小屋も作りました・
一番売れたのは、丸太のベッドです。
それが丸太との最初のかかわりですかね。
それからこの小径木を使って
・何かできないかなぁ
・建物ができるかなぁ
・ログハウスのような・・・
で、一年ぐらいで家を建てられるようになりました。
60年ごろ、久慈に第一棟目のログハウスが建ちました。
種山にある星座の森のログハウスもうちでやらせて
いただきました。
・小径木から
・だんだん太い木材を扱うようになったり、
・ログハウスの本場・フィンランドから木材を取り寄せたり、
いろいろ試行錯誤を繰り返し・・・
始めたころは、木材・新建材の販売が主でしたが、
今はログハウスのオザワモクザイと言われるようになりました。
◆はじめたころの夢や目標は?
きっかけが現状打開ですからね・・・(笑
夢というよりは、今自分が持っている
・ノウハウ
・人材
・設備
・地域の素材
を生かしながら何とか・・・
という思いで必死でしたね。
今だったら、
・森を育て、生かすとか
・地球環境を守るとか
かっこいいこと言えるんですけどね・・・(^^;
※現状打開で切り開いていくのも充分かっこいいです!
◆ログハウスの魅力は何ですか?
建物に入ると"やすらぎ"を覚える。
ログハウスを希望される方は、
皆さん"やすらぎ"を求めていらっしゃるようです。
従来の建築の4〜5倍の量の木を使っていますからね。
木は呼吸することによって快適な生活空間を
生み出してくれます。
・梅雨どきなど湿度が高くなると木が湿気を吸収し
・冬、乾燥すると木から湿気が出てくる。
それが木でしか味わえない良さですかね。
<奥様>
普通の家は年数が経つと古くなったり、価値が下がるでしょう。
木の家は年を重ねると深みが出てくる。
・・・人と同じですね。
木は年を経ないと出ない風合いや味わいがあるんです。
前に、木のテーブルを作って汚れるからと
テーブルクロスかけて使っていたら
"もったいない"といわれましてね。
木の汚れは拭けば取れますし
キズは風合いになる。
すべてを木が受け入れてくれる。
そういう不思議な力が木にはあるような
気がしますね。
木は山で生きて、切り出され
家になって別なかたちで生きて古くなって焼かれても
灰になって肥料になるでしょう。
老いて朽ちても土にかえって養分になり木を育てる。
自然循環の大きな力を感じますね。
以前「大地に還る家」という
キャッチフレーズもありましたね。
自然循環の中の一部を
人が利用させていただくということですかね。
生きている木だから
ログハウスは建てた後も手間がかかることもあります。
・外壁の塗装や
・薪ストーブにすればそれなりに・・・
だからこそ愛着がわくし、非日常的気分を
味わえるんだと思いますね。
◆お二人の仕事への原動力は?
・まずお客さんに喜んでいただけること。
・そして家族ですかね。
子供たちも私たちがログハウスを作っていることを
誇りに思っていてくれるようです。
<奥様>
私も家族ですね。
単純ですけど子供たちの幸せが私の幸せですから。
でも私はここに来たころは子育てに追われて、
今は自由に好きなことさせてもらって・・・
だから仕事に貢献したとか、手伝ったとか
特にないんですよ。
※展示場での奥様のお話でファンになる方多いんですよ。
私もそのウワサを聞いて、今回伺ったわけで・・・・
◆会社の今後の展望をお聞かせください。
あまり大きくもできないですからね。
・とにかくお客さんの満足のいくものを提供する。
・流行に流されない本物がいいですね。
・そして国産材、できれば地域材を使ってやりたいですね。
地域材となると
・流通ルート
・乾燥材など
難しい問題はあるんですけどね・・・
やはりログハウス以外でも国産材住宅をアピールして
いきたいですね。
◆最後に子供たちへのメッセージをお願いします。
本物を見る目を養ってほしいですね。
若いころから本物にふれる。
見たり、聞いたり、経験する。
そういうことで視野を広げ、人の幅も広がる
ことになるかなぁと思いますね。
<奥様>
自分の力を発揮してほしいですね。
そのために
・肩肘はらずに肩の力を抜くことかな。
努力しないとか、がんばらないとかそういうレベルではなくてね。
・そして自分の能力の発揮できる場所を見つけてほしい。
一人一人違うから、
・リーダーになる人
・それを支える人
・応援する人
何もみんなトップじゃなくてもいい。
・自分は何が好きなんだろう?
・自分には何ができるだろう?
そういうことを考えながら、自分と向き合ってほしいですね。
■編集後記
会社の事務所の中に作られた
小さな木の建物で、お話を伺いました
木の香りとご夫妻の魅力に包まれて、
非日常的空間で、すっかり癒されてしまいました(^^
社長は今年の3月、東京大学・大学院にある
木造建築コースの修士課程を取得されたり
岩手県初の防火性能のログハウスの認可を受けたり
と、穏やかなお人柄の中にも、とってもすごい熱意を
感じさせていただきました。
この春完成したログハウスの写真も見せていただき、
(建てた方ご自身の山の木を切り出して作られたそうです。)
わたしも、ログハウス建てたくなってしまいました(^^*
(C) 2010 奥州市の未来が変わる・キーマン100人インタビュー