及川雄悦先生・奥州市国民健康保険まごころ病院
本日のゲストは、
院長の及川雄悦先生です。
地域や学校などもまわりながら、
予防医学・地域医療に尽力されてます。
いつも気さくにお話くださり、
実は・・・私の"病院の先生"のイメージを
大きく変えてくださった方です。
ではインタビューをお聞きください。
◆医師を目指したきっかけは?
これはねぇ・・・
あまりいい話じゃないんですよ(笑
私は大東町の山の中の農家の出身で・・・
小学校のとき、町の診療所にお医者さんがきて
その子供が同級生だったんです。
異次元から来た人たち、自分たちとは違う人種・・・
そんな印象でしたね。
小学校2年のとき、一生懸命勉強して高校に行きなさい
といわれ、
「高校は大変そうだなぁ〜」
と思ってましたね。
それぐらいでしたよ。
それで高校行ったら、みんな大学・大学って言っていて
「大学いくんだぁ〜」
理系だったら、
医者・医者・・・流行だったんですね。
なんか流されるように
「医者かなぁ〜」なんて・・・
※流されるようにでも、なれるところがすごいですけどね。
◆診療科目はどのように選択されたのですか?
だから一浪しましたよ。
家の状況から、
東京に出て予備校なんて選択肢はないわけで、
宅浪ですよ。
当時家でぷらぷらしているように見られたらしく、
自衛隊が勧誘にきましたよ(笑
入った大学が自治医大で、
地域医療の向上はかる医学教育が特色で、
学費がかからないかわりに
9年間は岩手で働くのが条件なんですよ。
一人で診療所でもやっていくためには、
専門医ではなく
内科か外科かなぁ・・・・
学生時代野球をやっていて腰をいためて、何時間も手術する
外科は無理だなぁ・・・
それで内科。
これもなんかパッとしないでしょう(笑
◆まごころ病院でやってみたいことは何でしょう?
いっぱいありますよ!!。
やはり院長でなければできないこともありますからね。
一番やりたかったことは"朝ごはん"。
予防活動ですね。
学校の先生や地域の保健員さんといっしょになって、
一年目はかなりがんばったんですけどね・・・
病院が忙しくなって、
私の時間があまり取れなくなってしまって、
今は少し申し訳ない状態ですね。
予防医学が大切なことはわかっていても、
目の前の病気の人を治すことに追われてしまって、
どこの病院でもそこがままならないところですよね。
"朝ごはん"が定着すれば、
そこからいろいろ広がっていきますよね。
食べ物から引き起こされる病気というのはいっぱいあるんですよ。
だから食事の大切さ、
特に朝食の大切さがわかったら、
毎年これをやるというテーマを決めて、
・糖分や塩分、
・鉄やカルシウム
というように展開できるかなと思うんですよ。
現場の我々と行政と住民が一つになってやれれば、
・大きなパワーになって、
・いろんなことができる
なぁと思っているんですよね。
それで今、考えているのは
地域の部落や班単位でどこか一つに
健康に対する考え方を伝えていくことで、
モデル地区を作るということなんですよ。
人が集まればどこへでも行くんですけどね、
人を集めるということが一番大変なことのようで、
だから簡単にお願いもできなくてね。
※モデル地区を作るというのはいいアイデアですよね。
これはぜひみんなで実現させたいですね。
◆院長先生が考える今後の病院の方向性は?
この前、不眠症で眠れない方が、
「頭のことだからやっぱり脳外科だと思って
脳外科行って薬をもらってきた。」
というんですよ。
「不眠症の薬はここでも出せますよ。」
というと
「そうなんですかぁ」・・・
こういうことは少なくないんですよ。
だからまずは気軽に相談してもらえたらいいし、
ここが窓口で、
必要だったら専門医や大きな病院を紹介して
また回復期医療をここで
というような病院の役割の交通整理のようなこと
ができればいいし、
ここの地域は、かなり病院のネットワークが
整えられていると思うんですよ。
まごころ病院は地域の窓口として広く診ることができる
ベースができてきたので、これから専門医の方にきて
いただいて、少しづつ専門分野を増やしていけたら
とも思っています。
◆院長先生のお仕事への原動力というか
モチベーションは何ですか?
私はね、本当にいい仲間・スタッフに恵まれているんですよ。
いっしょに働く仲間が、それぞれの分野で
熱意をもって一生懸命やってくれている。
私がこれまで院長としてやってこれた大きな原動力です。
それとやはり、患者さんとのかかわり合いですね。
たとえば80歳のおばあさんが外来にきて
普通に会話しているだけなのに感動されるわけですよ。
医者として早期がんを発見するなどということは
当たり前のこととして過ぎ去っていくんですけど、
患者さんの話を聴いて、
普通に応えるというやりとりが、ここまで喜ばれるんだ
ということに随分前に気づきましてね。
そういう患者さんの喜んでくれる笑顔も
私のモチベーションの一つですかね。
長い時間待って、
3〜5分ぐらいの診察だったりするわけですから、
できる限りよく聴いて、会話をしようと思いますね。
※私もはじめて院長先生とお話させていただいたとき、
こんなに気さくに話していただけるんだぁ〜と
感動レベルでしたよ。
◆では最後に、子供たちへのメッセージをお願いします。
・勉強はやったらいい。
興味がないとか、
おもしろくないとか
いろいろあると思うけど、絶対に役に立つ。
無駄になることはないから、
やれる環境があるんだったら勉強したらいい。
・将来、どんな自分になりたいかを考える。
かっこよければいい?
お金があればいい?
根っこのところで何を大切にするのかということだと
思いますよ。
人様の役に立っている。
そう自分で思えることがいいですよね。
医者という職業は幸い人様の役に立つ仕事
だと思われているのでありがたいことですが、
多くの人は
人から認められることもほめられることもあまりなく、
縁の下の力持ち的な仕事でがんばっているわけですよね。
だからこそ自分で自分の仕事に価値を見出せる、
そういうことを大切にしてほしいですね。
■編集後記
穏やかにお話される中にも
地域医療に対する力強い熱意を
感じさせていただきました。
院長先生監修による
健康モデル地区への立候補地区
を大募集で〜す。
お気軽にご相談くださいね。
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国民健康保険まごころ病院
電話: 0197-46-2121
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